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青少年赤十字(JRC)について

青少年赤十字は、今日、国家、民族、宗教を超えて、世界中の人々が最低限、共感することのできる「世界共通の価値」といわれる「人道」を基盤にしています。その考えを学校教育の中に組み入れ、教師を指導者として運営されています。現在福島県では、公立の小・中学校において100%(休校中の学校を除く)の加盟率で、幼稚園・高校を含めると、751校園に上ります。それぞれの学校・園で、学校規模や環境等によって独自の活動が展開されています。

1,青少年赤十字の目的

社会のために役立つ人間になるためには、いくら知識を学んで身に付けてもそれだけでは足りません。また、人のために何かをしてあげたいという温かい心があっても、それを生かす機会がなければ心残りです。青少年赤十字は、赤十字の精神に基づいて、「いま学校で勉強していることを社会のために役立てる」と共に、「社会のために役立つ望ましい人格と精神を養うこと」を目的としています。これは、「生きる力」(変化の激しいこれからの社会を生きるために、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の知・徳・体をバランスよく育てる)の育成と相通じるものです。そして、このことがひいては、人類の福祉と世界の平和に貢献できる人を育てることにもなるのです。これが青少年赤十字の目的です。

2,3つの実践目標

各学校で活動しやすいように、次の3点を実践目標として掲げています。

「健康・安全」 生命と健康を大切にする。
具体的には、基礎的な応急手当の修得、災害に対する備え、健康・安全のための知識や技術を学びます。
「奉仕」 人間として社会のため人のために尽くす責任を自覚し、実行する。
具体的には、高齢者施設訪問や地域の清掃、募金活動などを通じて、学校外の人たちと交わりながらボランティア活動を実施します。
「国際理解・親善」 広く世界の青少年を知り、仲良く助け合う精神を養う。
具体的には、赤十字のネットワークを通じて、世界が抱える諸問題を学んだり、海外の仲間たちとの交流を通じて、国際理解を深めます。

3,態度目標…「気づき、考え、実行する」

青少年赤十字が推進する、子どもたちが自主的で、自立した考え方を育むための態度「気づき、考え、実行する」は、その活動において「生きる力」と通じるところが多くあります。これは、子どもたちが「注意深い生活」を心がける習慣を養うと共に、自ら自分の生活または社会の問題やニーズに「気づき」、その原因と解決のための道筋や方法を「考え」、問題解決のために具体的な活動を「実行する」ことの大切さを意識づけるのに役立つものです。

4,赤十字と青少年赤十字

青少年赤十字は、児童・生徒が赤十字の精神に基づき、世界の平和と人類の福祉に貢献できるよう、日常生活の中での実践活動を通じて、いのちと健康を大切に、地域社会や世界のために奉仕し、世界の人びととの友好親善の精神を育成することを目的として、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。青少年赤十字の特徴として次のようなものが上げられます。

学校や幼稚園・保育所に組織されています。

青少年赤十字は、幼稚園、保育所、小・中・高等学校、特別支援学校の中に組織されており、学校・幼稚園の先生や保育所の保育士が指導者となります。学校や園は、それぞれの教育・保育方針に基づいて自主的に青少年赤十字に加盟し、実態に即して計画・実践することになっています。

何を実践するかは、学校や園の自由裁量です。

日本赤十字社では、青少年赤十字の活動のための資料提供、赤十字の全国的・国際的組織を活用し、便宜供与や学校間連携の支援、希望する加盟校の教員、児童生徒向けの研修などを実施していますが、指示や通達によって学校内の組織を拘束することは一切ありません。
日本赤十字社が提供する資料をどのように活用するかは、あくまでも学校や園が自主的に判断します。

青少年赤十字は世界的な組織です。

世界189カ国に同じ理想を掲げ、実践している姉妹赤十字社の組織がありますので、国内の学校やメンバー間はもちろん、姉妹社の青少年赤十字メンバー同士の人、情報、もの(国際親善アルバムなど)の交流も盛んに行われています。なお、青少年赤十字は「JRC」と呼ばれることもありますが、「JRC」は、Junior Red Crossの略です。外国では、「Red Cross Youth(RCY)」と呼ばれることもあります。

国内にも多くの仲間がいます。

日本には、現在約1万3700校に約321万人の青少年赤十字に加盟しているメンバーがいます。

青少年赤十字は政治的、宗教的および思想的なことには中立・公平です

青少年赤十字は、特定の宗教やイデオロギーに左右されません。すべての宗教や思想的な違いを越えて、人間同士がお互いの違いを理解し合い、認め合いながらお互いに助け合う発想に支えられています。

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